メジャーレーベルがインディーズ市場に本腰を入れている。Warner Music Groupが、インディーズ向け配信・管理プラットフォームのRevelatorを買収した。これにより、インディーズアーティストやレーベルが利用できるサービスは大きく変わる。日本のクリエイターもこの変化に乗り遅れてはいけない。
WarnerがRevelatorを買収
Warner Music Group(WMG)は、B2B音楽プラットフォームのRevelatorを買収する最終合意に達した。Revelatorは2012年に設立された企業だ。デジタル音楽配信、権利管理、ロイヤリティ会計、そしてリアルタイム分析に強みを持つ。WMGは、この買収によって流通およびレーベルサービスを拡大する方針を明確にした。
WMGのCEO、Robert Kynclは「Revelatorの先進技術と当社のグローバルインフラを組み合わせる。世界中のレーベルやアーティストを強力にサポートする」と語る。Revelatorの既存顧客へのサービス提供も継続される方針だ。メジャーレーベルがインディーズ向けの技術プラットフォームを取り込む動きは加速している。
メジャーも狙うインディーズ市場の「武器」
Revelatorが評価されたのは、その技術力と市場での立ち位置である。クラウドベースのツール群は、アーティストやレーベルの業務と財務報告を効率化する。特にRevelator Pro、Revelator API、そしてホワイトレーベルソリューションは、多くのクライアントから支持を得ている。
Music Business Worldwideの創設者Tim Inghamは、この買収を以前から予測していた。彼は、RevelatorがFUGAのようなホワイトレーベルサービスに特化している点に注目する。FUGAは現在Virgin Music Group傘下だ。メジャーレーベルが、インディーズ向けの高度な配信・管理ソリューションを自社に取り込み、競争力を高めている。インディーズ市場は、単なる成長領域ではなく、メジャーの新たな「武器」を育む場でもある。
インディーズにとって何が変わるか
Revelatorは現在も既存顧客へのサービスを継続する方針だが、WMGの傘下に入ることで独立系ディストリビューターとしての立場は変わる。FUGAがUniversal傘下のVirgin Music Groupに取り込まれた流れと同じ構図だ。インディーズ向けのB2Bインフラが次々とメジャーに吸収されていく中で、DistroKid・TuneCore・CD Babyなど独立系が残る選択肢をどう評価するか——配信先の選定基準に「独立性」を加える時期に来ている。
参考URL: https://www.musicbusinessworldwide.com/warner-music-group-to-acquire-revelator/

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