ストリーミングサービスで配信した楽曲のクレジットに誤記が見つかった場合、修正は可能です。しかし、修正には時間がかかり、配信前に徹底した確認が重要です。本記事では、楽曲クレジットの修正方法と、配信前にチェックすべきポイントを詳しく解説します。
結論:何をすべきか / 何を選ぶか
ストリーミングサービスで配信する楽曲のクレジット誤記は、配信後の修正に時間がかかります。そのため、最も重要なのは配信審査を依頼する前の徹底した確認です。アーティスト名や楽曲タイトル、著作者名など、すべての情報に誤字脱字や表記揺れがないか入念にチェックしてください。もし誤記を発見した場合は、速やかに配信サービス経由で修正申請を行いましょう。修正が反映されるまでには一定の期間を要するため、早期の対応が求められます。
公式ドキュメントが定める基本ルール
配信サービスでの審査は、楽曲のクオリティを評価するものではありません。登録されたデータが、Apple MusicやSpotifyといった配信先のルールに準拠しているかを確認することが審査の目的です。登録内容が正しくない状態で提出された場合でも、TuneCore Japanのサポートチームが修正箇所を案内します。
リリース内容を修正または変更したい場合は、誤字脱字、活動名の表記、音源の誤りがないかを配信審査依頼前によく確認する必要があります。修正の申請後、配信ストア側での修正反映には約7営業日かかる場合があるため、留意が必要です。LINE MUSICでは最大2週間かかることがあります。
実務上のチェックリスト/手順
配信前に確認すべき項目は多岐にわたります。以下の点をチェックシートとして活用し、漏れがないように確認することが重要です。
– スペルミス、打ち間違い、入力ブレ(半角/全角、スペースの有無)がないかを確認します。
– 国内向け表記、カナ表記、海外向け表記で整合性が取れているか確認します。
– 海外向け表記では、名字と名前の順番に注意し「Taro Yamada」のように姓が後に来る形式とします。
– 正式アーティスト名に「from NIRVANA」のような追加情報は原則として記載しません。
– リリース登録内容と関係のない情報(楽曲タイトル、アーティスト名、第三者の権利物ロゴや肖像)が記載されていないかを確認します。
– 推奨画像形式はJPGまたはPNG、カラースペースはRGB、3000×3000ピクセル以上、正方形、アスペクト比1:1です。
– 楽曲タイトルにスペルミスや綴りの間違いがないかを確認します。国内向け、カナ、海外向けで表記ブレがないか注意します。
– バージョン情報(例: Remix, Instrumental, Live at 武道館)は適切に入力します。
– フィーチャリングアーティスト名にスペルミスや入力ブレがないかを確認します。既にサブスクでアーティストページがある場合、その表記に従うのが望ましいです。
– ヴォーカル入り楽曲で「インストゥルメンタル」を選択していないかを確認します。
– Explicitな表現を含む作品は、Explicitとして登録します。
– 楽曲で使用されている言語が正しく選択されているかを確認します。
– 著作者名(作詞者名、作曲者名)やリミキサー名にスペルミスや入力ブレがないかを確認します。
– カバー楽曲の場合、作詞作曲者や管理番号(JASRAC/NexToneなど)を正確に入力します。著作権者の許諾も必須です。
– タイプビートを使用している場合、使用許可が取れているか、購入書などの証明資料があるかを確認します。
– 音源ファイルが破損していないか、異常がないかを確認します。
– 意図しない音割れや無音部分がないかを確認します。
詳細なチェックポイントはTuneCore Japanのアーティストガイドで確認できます。
ハマりどころと回避策
楽曲クレジットの修正で最も避けたいのは、配信後の対応が遅れることです。配信ストアでの修正反映には時間がかかるため、特にリリース直後の表示不備はリスナーに誤解を与えかねません。配信審査依頼前に、あらゆる情報を二重、三重にチェックする体制を整えましょう。
アーティスト名や楽曲タイトルの表記ブレは、ストア上で別アーティストとして認識されたり、検索結果に表示されなかったりする原因となります。他のアーティストのページに自分のリリースが表示される誤りも発生しえます。これにより、アーティストとしてのブランドイメージが損なわれるリスクがあるのです。こうした問題の修正には、フォームを送信してから約7営業日を要します。LINE MUSICでは最大2週間かかる場合もあります。詳細はこちら。
カバー楽曲やサンプリング楽曲の場合、著作権者の許諾が不可欠です。無断使用は法的な問題に発展する可能性があるため、配信前に必ず許諾を得るプロセスを完了させましょう。
日本のクリエイター視点の補足
日本のクリエイターがストリーミング配信を行う際には、特に表記に関する細やかな注意が必要です。日本語のアーティスト名や楽曲タイトルは、カナ表記や海外向け表記を設定する際に、スペルミスや表記揺れが発生しやすい傾向があります。例えば、「タロウ」を「Taro」とするか「Tarou」とするか、姓名の順をどうするかなど、事前に明確なルールを定めておくことが賢明です。
著作権管理に関しては、JASRACやNexToneといった日本の管理事業者との連携が重要です。カバー楽曲を配信する場合は、これらの管理事業者を通じて、作詞・作曲者の情報を正確に登録する必要があります。管理事業者が管理していない楽曲の場合、著作権者への直接許諾が必須となります。これらの詳細情報は、リリース内容の修正・変更に関するヘルプやガイドラインを参照し、確実に手続きを進めることが求められます。
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