AI音楽生成のSunoが、また巨額な資金調達を進めている。シリーズDラウンド中で、前回の2.5億ドルを上回る見込みだ。評価額はすでに24.5億ドルに達している。この動きは、AIが音楽業界にもたらす具体的な変化を示す。日本のクリエイターは、この動向から何を得られるか。
SunoがシリーズDで巨額調達。評価額は24.5億ドルだ
AI音楽生成スタートアップのSunoは、現在シリーズDの資金調達ラウンドを進めている。関係筋によれば、このラウンドは数週間以内に完了し、前回の調達額である2.5億ドルを上回る見込みだ。Sunoはわずか半年前のシリーズCラウンドで2.5億ドルを調達し、その時点での評価額は24.5億ドル(約3,800億円)に達している。
今回のシリーズDラウンドには、複数の音楽業界の投資家が参加している。その多くは非公開だが、レコードエグゼクティブのNeil Jacobsonが立ち上げたHallwood Mediaは例外だ。同社はSunoを主要ツールとして音楽を制作するアーティストと、世界初のレコード契約を結んで話題になった。資金の大部分はコンピューティングパワーに充てられる見込みである。
大手レーベルも動く。AI音楽の「当たり前」が変わる
Sunoが巨額の資金調達を進める背景には、AI音楽市場の急成長と、既存音楽業界の変化への対応がある。SunoのシリーズC調達発表後、Universal Music Group (UMG)とWarner Music Group (WMG)は、Sunoの競合であるUdioと個別にライセンス契約と和解を発表した。UMGとの契約により、UdioはシンプルなテキストプロンプトからのAI楽曲生成ではなく、既存音楽のリミックスプラットフォームへと事業を転換している。
同時期にSunoもWMGとライセンス契約を結び、和解に至った。この契約にはSongKickの買収が含まれている。また、AI生成曲のユーザーダウンロードを制限し、2026年にはライセンス作品で学習したモデルを再構築する方針だ。投資家向け資料によると、Sunoは2週間でSpotifyの全カタログに匹敵する量の音楽を生成している。
日本のクリエイターはAIをどう「稼げる」ツールにするか
Sunoの巨額調達と大手レーベルとの連携は、AI音楽が単なる実験段階を超え、音楽産業の基盤になりつつあることを示す。日本のクリエイターは、AIを脅威としてではなく、強力なツールとして捉えるべきだ。AIの進化は、制作プロセスを効率化し、新たな収益機会を生み出す可能性を秘めている。
Sunoの動向から、日本のクリエイターが得られる示唆は多い。




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